アスパラントグループ

第1回:投資先を一心に支援することとリターンを得ること、その間にある正しい一線を探し続ける

アスパラントグループ
中村 彰利 代表取締役社長
PROFILE

東京大学法学部を卒業後、西村あさひ法律事務所の前身事務所および米国の法律事務所にて弁護士業務を経験。その後、モルガン・スタンレー、シティバンク、リップルウッド、産業再生機構、日興プリンシパルインベストメント、サンキャピタルパートナーズジャパン、企業再生支援機構と、国境や官民の区別なく数々の金融機関にて投資業務に従事。またその過程において、日本航空(JAL)をはじめ複数企業のマネジメントポジションに立ち、経営の再建をリードしてきた。2012年にアスパラントグループ株式会社を設立。

目次
  1. -日本でのファンド運営にはWin-Winの姿勢が不可欠
  2. -変わらない、変えたくないアスパラントの行動規範
  3. -自分の力で皆を幸せにするんだ、という気概が欲しい
変わらない、変えたくないアスパラントの行動規範
御社の行動規範は、ホームページにも大きく掲載されていますね。
中村
はい。1つ目は「努力創意」です。稲盛さんに『誰にも負けない努力』(PHP研究所、2019年)という著書がありますが、その言葉とリンクしています。株主としての立場で上から目線で楽して儲けようなどと思えば、結局投資先の皆さんから見向きもされなくなります。そうではなく、自らが一生懸命に努力している姿を見ていただいて「それなら一緒に働いてみようか」と思っていただけるかどうか、それがファンド経営にあたって極めて重要だと考えています。そこで稲盛さんの言うところの誰にも負けない努力、そして創意工夫をするということが我々の規範の最初にあります。

2つ目が「誠実信頼」です。いまだにファンドと聞くと、自分たちが儲けるためにずるいことをするんじゃないかと思われる方が多くいます。だから我々は、本当に何もかも正直に話す、誠実に対応することで、ようやく初めてコミュニケーションの入口に立てるのだと考えます。例えば相手との取引で、黙っていた方が高い値段がつくということがあっても、そんなことはせずに全部あるがままに伝えなければいけません。この逆をやれば、ファンドとして確実に失敗します。

3番目が「利他共助」です。まずはステークホルダーすべてを幸せにして、株主は最後にリターンを得るのだという気持ちを持って仕事に向き合うことです。もちろん我々も資金を提供していただく投資家に対して責任がありますから、きちんと結果を出さなければいけないのですが、心構えとしては利他であろうという意味です。それはアスパラントの中でも同じで、メンバー同士がお互いに助け合い、アンセルフィッシュに仕事に取り組もうという言葉になります。

4番目は「果敢実践」。ここまでの規範を踏まえたうえで、投資先にとって本当に必要なことであれば厳しいことでも果敢に実践する、優柔不断に後回しにせずに問題点はどんどん解決していくという、ここまでとは逆に強さの部分を示しています。

これらの行動規範は設立当初から変わっていませんし、今も変えたくないと思っています。もしかしたらこれから新たなメンバーが入ってきた時に、その方の新しい解釈が生まれたり、具体的な案件を通じてその意味が深化したりするということはあるかもしれませんが、エッセンスは変わらないと思っています。
我々は、マザーテレサのように持てるものすべてを与えるということは出来ませんが、だからといって自分だけの総取りを目指すというのも不毛です。両者の間のどこかに正しい一線があると信じて、それを探し続ける、そういう意思を持ったファンドであれば存在意義はあるのではないか。その気持ちがこの行動規範の中にあります。
アスパラントが投資先企業を選ぶ際の判断基準や、投資後の関わり方についてのこだわりをお聞かせください。
アスパラントグループ中村様インタビューカット2
中村
ドライな枠組みで言うと、もともと光る部分があるのに何らかの理由で足踏みしていて、そこを解決すれば再成長する会社というのが、我々の投資先を選ぶ際の考え方です。それに加えて私が結構大事だと思っているのが、その会社の風土というか、やはりトップである社長が誠実で真面目な人かどうかという点です。ただ利益を上げるだけでなく、社員のことをしっかり考えて工夫をこらしているかどうか、そういったことは表面上の収益では測れない会社の文化として定着していきますし、思っている以上の大きなインパクトがあるような気がします。

また、投資後の関わり方についてですが、私はそこがアスパラントの一番の特徴だと思っています。投資を実行した後、まず事業支援チームがその会社、つまり同じ船に乗り込んで人間同士で理解しあい、各種の数字を把握して今後の計画を立てる「100日プラン」というプロセスに入ります。プランが出来たら、メンバーがその会社の社員として溶け込みながらその仮説に則って一生懸命に経営支援を行い投資先の皆さんを引っ張っていく。そして、そこから出る成果を日次週次の細かさでモニタリングしていきます。

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企業プロフィール

アスパラントグループ

2012年に設立された国内独立系PEファンド。自らを「働く株主」と捉え、投資先企業の経営層とパートナーシップを築いたうえで、収益性改善と継続的成長をハンズオンで支援する。1号ファンドは83億円で、6社に投資済み。2号ファンドと2号bファンドはあわせて348億円、既に13社に投資済み。2019年にクローズした3号ファンドの規模は約500億円となっている。

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