マーサージャパン

第1回:数字も分析も、最後はすべてヒトに結びつく

マーサージャパン
(写真右)E・K氏 アソシエイトコンサルタント(写真左)M・S氏 アソシエイトコンサルタント
PROFILE

(E・K氏)京都大学文学部を卒業後、2009年に国家Ⅰ種公務員として外務省に入省。ヨルダン、エジプトなどでの海外勤務を含め10年以上勤務した後、日系戦略コンサルティングファームに入社、新規事業開発コンサルティングなどを手掛ける。2022年にマーサージャパンに入社。現在はオーガニゼーション&タレントストラテジー(OTS)チームに所属。
(M・S氏)一橋大学法学部を卒業後、2008年に財閥系総合商社に入社。エネルギー資源開発事業および環境事業にてプロジェクトマネジメント、投資管理等の経験を積む。2018年からは所属企業の労働組合に専従。2022年1月にマーサージャパンに転職し、現在はゼネラルチームに所属。

目次
  1. -提供するサービスと働いている人材、双方の幅広さが入社の決め手
  2. -泥臭く「情と理のバランスをとる」のがこの仕事
  3. -どこを見ても嫌な人がいないのは、マーサーならではの強み
泥臭く「情と理のバランスをとる」のがこの仕事
ゼネラルチームと特化チームがあるとのお話しでしたが、アサインメントはそれぞれの領域を超えて行われることもあるのでしょうか。
M・S
チーム間で人材が交流するということは頻繁にあります。私はゼネラルに所属しているのでそもそも何でもやりますという姿勢ですが、私の担当する案件の中でも組織設計や人事戦略の策定、役員報酬の改定といった、特化チームが扱うようなテーマが交じり合っているということは少なくありません。

E・K
私はチームリーダーの方針として、半分は自分のチームのプロジェクト、もう半分はチーム外のプロジェクトにアサインされています。広く経験を積んで、それを自分のチームにフィードバックして活かしていくことが期待されているため、このようなアサイン方針になっていると理解しています。
かなりフレキシブルで、自分の望むキャリアを形成しやすそうな環境ですね。
E・K
チーム間の異動も、基本的には自分で手を挙げて希望を伝えることができるため、所属チームはありますが、全員がマーサーという大きなチームの一員という感覚を持っています。
プロジェクトの進め方などについて、前職の戦略ファームとの違いはありますか。
E・K
一般化は難しいという前提でお話しさせていただくと、前職では基本的に2週間に1回クライアントとのミーティングがあり、そこに向けて資料を作りこんで、クライアントの反応を受けてまたブラッシュアップする、というのをひたすら繰り返していました。一方、マーサーではまずクライアントと毎週会うというのが、仕事のスケジュールとしてはっきり違います。相手が何を求めているのか、組織がどうなっているのか、どういう風に進めて誰にアプローチすればうまく実現するのか、そういったことを深く考えるからこそ、タイムリーに対応するためには毎週しっかりお話を聞いて、細かく意向を確認しながら施策を組み上げていくという姿勢は新鮮に映りました。
また、戦略コンサルの特に新規事業開発のような案件だと、どれだけきれいな計画を作ってもそれが実行されるのは数件に一件あればいい方という認識で、それはお客様もこちらもそんなものだと思っているようなふしがあるのですが、組織・人事コンサルの場合は必ず実行する前提で話が進むので、お客様もこちらも向き合い方が違ってきます。例えば、何かを変えるにしても「子会社の社長に仁義を切ってからじゃないと進められない」といった泥臭い部分も普通に出てくるので、それを受け止めたうえで「こういう順番で進めていきましょう」とアドバイスするような場面が多く出てきます。もちろん数字も使いますし、客観的な分析も行いますが、同時に目の前にいるのは1人のヒトであり、結局はすべてがヒトに結びついてくるのがこの仕事の特徴だと思いますし、個人的には、そこがまさに、この仕事が面白いと思うポイントでもあります。
左脳だけでできる仕事ではない、ということですね。
E・K
チームリーダーからは「情と理のバランスをとれ」「お客様をしっかり見て、その人に響くように話せ」とよく言われます。

マーサージャパン インタビューカット2
M・S
話を聞いていて、前職でマーサーのコンサルタントにある相談をしたら、意思決定者の感情まで考慮した実務的なアドバイスが返ってきて驚いたことを思い出しました。コンサルタントはもっと抽象的な方向性を提示するものと考えていましたが、会社をリアルに動かすためのプラクティカルなアドバイスまでくれるんだなと、意表をつかれたことを覚えています。その意味では、事業会社内での政治や人間関係が、意思決定に及ぼす影響力の大きさを良く知っているというのは、私のような事業会社出身者の強みのひとつかもしれません。
それぞれ担当された中で印象的だったプロジェクトについてお話しいただけますか。
E・K
ある大企業の子会社の業績が落ちていて、それをターンアラウンドさせると同時にガバナンスや組織文化も変えていきたいというプロジェクトがありました。3カ月という短い期間ながら、現経営陣の扱いをどうするかといった生々しい話や、取締役会の規定に不備があるから変更しなければといった細かい作業もあり、つくづくこの仕事は「情と理のバランス」を考える仕事だなと感じた、という意味で印象に残っています。
M・Sさんはいかがでしょうか。
M・S
人事戦略や組織設計の方向性をゼロから考えるプロジェクトが、新鮮味もあって記憶に残っています。社員の方や同業者へのインタビューなどを通じて、人と組織のより良い関係を生み出すためのストーリーを紡いでいくという作業が、とてもクリエイティブで楽しく感じられました。私のように人事経験もコンサル経験も浅いと、こうしたプロジェクトは難易度が高いですが、この案件を通じて、ひとつ上のステップに進んだ感覚がありました。

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企業プロフィール

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米・ニューヨークに本社を構え、全世界で約25,000名のスタッフを擁するグローバル組織・人事コンサルティングファームの日本法人。組織変革、人事制度構築、グローバル人材マネジメント基盤構築、給与データサービス、福利厚生・ウェルビーイング、M&Aアドバイザリー・サービス、退職給付制度構築、年金数理、資産運用に関するサポートなど、「人・組織」を基盤とした幅広いコンサルティングサービスを提供している。

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