PwCコンサルティング

第1回:不確実な時代に必要な「攻め」のリスク

PwCコンサルティング
(左から)マネージャー 善場 祐介、常務執行役/パートナー 石塚 喜昭
PROFILE

(善場)大学院卒業後に官庁に入省。その後、外資系コンサルティング会社、金融機関を経て、PwCコンサルティングに入社。
(石塚)外資系コンサルティング会社、本邦証券会社・米系銀行を経て入社。経営管理・企画業務およびミドルオフィス・プロダクトコントロールを中心とした実務の経験とともに、金融機関および事業会社への規制対応・リスク管理・データ管理・財務主計領域に関するコンサルティングに携わる。

★以下の特集ページにて、PwCコンサルティングの中途採用選考フロー/面接のポイント、求められるスキルセット、弊社キャリアコンサルタントからのアドバイスなどを掲載しています。PwCコンサルティングへの転職をお考えの方は、ぜひご参照ください。
PwCコンサルティングへの転職情報

目次
  1. -パートナーシップ制のPwCにはエッジの強いビジネスモデルが残っている
  2. -「守り」のリスクから「攻め」のリスクへ
  3. -戦って打ち負かすのではなく融合型の考え方が必要
パートナーシップ制のPwCにはエッジの強いビジネスモデルが残っている
事業の多角化・グローバル化、急激なIoTの加速などを背景に、企業を取り巻くリスクはより複雑かつ大きくなっています。それらを単に忌避するのではなく、いかに事業機会の創出と捉え対応力を増強させるか、それが今回ご紹介するPwCコンサルティング(以下PwC)「リスクコンサルティング事業部」のテーマです。事業部を統括するパートナーの石塚様と、マネージャーの善場様に、会社全体としての方向性や事業部のビジョン、求める人物像などを伺いました。
まずは石塚さんのご経歴をお聞かせいただければと思います。
PwCコンサルティング石塚喜昭氏インタビューカット1
石塚
私はこれまで約8年を金融機関、残りの時間の多くを外資系コンサルティングファームで過ごしています。PwCに入社したのは、当社の代表執行役CEOの足立(晋氏)と過去に一緒に働いていたという縁が理由のひとつにあります。また、最近はコンサルティングファームと事業会社の間で人材の行き来が多く、金融機関時代の同僚や当時外部委託していたコンサルタントが当社に在籍していたりします。自分のキャリアを振り返ってみると、在籍した会社は変わっていますが、金融×コンサルティングというキャリアの軸は一貫していると思っています。「就社」ではなく、本来の意味の「就職」をしたのだと言えます。
続いて善場さん、お願いします。
善場
私は新卒で官庁に入りました。その後外資系コンサルティング会社に転職し、金融機関向けコンサルティング業務に従事しました。その後、金融機関で経営企画やマーケティングの仕事をして、PwCにジョインしました。
お二方ともさまざまなファームを知っているお立場で、なぜPwCに参画しようと思ったのかをうかがってもよろしいでしょうか。
石塚
50歳を超えて、次の世代の人材を育て、新しいコンサルティングビジネスモデルを作っていきたい、という気持ちが強まったということが根幹にありました。また、それを一緒に進めたい人と環境がPwCにあった、というのが理由のひとつです。他の理由として、PwCがパートナーシップで運営されている会社であるということがあります。前職はグローバルな上場企業で、会社の組織やインフラを用いてできることもたくさんあり面白かった半面、グローバルで決定されたことが各地域に下りてきて、それをいかに効率的にオペレーションしていくか、という仕事の進め方になりがちでした。PwCはパートナーシップ制で、パートナー一人ひとりが株主であり経営者なので、目的に向かって自分の意思で動かせる範囲が多くなります。また、PwCはタックス、ディール、アシュアランスも擁するプロフェッショナルファームであり、それゆえさまざまな課題に対して専門性を持った人材が少人数で対応するという、エッジの強いビジネスモデルがまだ残っています。ここも参画した理由になります。
ご入社されて2年ほど経った今、どう感じてらっしゃいますか。
石塚
もう2年も経ったかという気持ちと、2年にしては結構色々なことができたなという気持ちが両方あります。リスクコンサルティング事業部を新しく立ち上げたこと、既存の金融事業部をさらに大きくしたこと、またPwC全社のオペレーションにも携われたこと等です。具体的には働き方改革のリードをやらせてもらっていて、パートナーのタイプを単一ではなく複数設定することにより、スタッフからパートナーに至るまでのキャリアモデルを多様化したり、リモートワークの制度を整備したりしてきました。まさにコンサルティングファームの経営に触れているわけですが、一方で私はまだ現役のプレイヤーでもあります。例えてみれば、プロ野球の球団オーナーであり監督であり、時には指名打者で打席に立つ、という感じでしょうか。普通であれば10年程度かかることを2年でやらせてもらったということで、会社には感謝しています。
善場さんはどんなお考えでPwCにご入社されたのでしょうか。
PwCコンサルティング石塚喜昭氏善場祐介氏インタビューカット2
善場
一度コンサルタントを経験してから事業会社に行ったので、今度は事業会社で学んだことを生かせるかなという思いがあり、改めてコンサルティング会社に戻ろうと考えました。そんな折、ちょうどPwCでリスクコンサルティング事業部が新たに創設されるということを知りました。単なるコンサルティング業務だけでなく、チームディベロップメントも含め新しいビジネスを自分たちで作っていけるという点に魅力を感じ、ジョインを決めました。
入社からを振り返って、どんなことを感じてらっしゃいますか。
善場
リスクコンサルティング事業部自体がまだそこまで大きくないので、パートナーとの距離も近くコミュニケーションがとりやすく、仕事はしやすいですね。自分のキャリアパスなどの、個人的な相談にも乗っていただいています。また、他の事業部との間でも、縦割りの組織ではなくパートナーやディレクター同士のリレーションがしっかりとれているので、他の組織とコラボレーションをして、クライアントにサービスを提供できることは当社の強みだと思います。
そういった連携を可能にしている背景は?
石塚
これまでの日本では官僚も企業も、若いうちは組織の一部として働き、40~50代になってやっと全体が見えてくるという働き方が典型的でした。PwCには、こうした組織、仕組みで成り立つ事業会社モデルとは違い、力を持った個と個が結びついて新しいものを生み出していくというファームとしてのビジネス基盤があるためだと思います。

企業プロフィール

PwCコンサルティング

最上流の経営戦略立案から、その実現までのあらゆるフェーズでコンサルティングサービスを提供している総合系ファーム。2016年3月に行われたPwC Japanの組織改編によって、プライスウォーターハウスクーパースのコンサルティング部門、プライスウォーターハウスクーパース・ストラテジー(旧ブーズ・アンド・カンパニー)、プライスウォーターハウスクーパースPRTMマネジメントコンサルタンツジャパンLLCが統合され、新生PwCコンサルティングとして設立された。

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