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第2回:オーケストレーターとしてデジタル変革をリードする

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製造・流通本部 マネジング・ディレクター 秦 純子
PROFILE

早稲田大学法学部を卒業後、新卒で1997年にアクセンチュア入社。立ち上げから間もない戦略グループに配属され、自動車、製薬、食品、総合商社、小売りといった幅広い業界に対し事業戦略・マーケティング戦略を中心としたコンサルティングサービスを提供する。2015年に製造・流通本部に異動し、現在はビッグデータやAI、アナリティクスをキーワードにクライアントの経営課題解決をリードしている。

★以下の特集ページにて、アクセンチュアの中途採用選考フロー/面接のポイント、求められるスキルセット、弊社キャリアコンサルタントからのアドバイスなどを掲載しています。アクセンチュアへの転職をお考えの方は、ぜひご参照ください。
アクセンチュアへの転職情報

目次
  1. -歴史ある企業もデジタルによる変革を必要としている
  2. -いい意味で図々しいくらいの方がキャッチアップは早い
歴史ある企業もデジタルによる変革を必要としている
日本企業のデジタルトランスフォーメーションを最先端の知見で牽引している「アクセンチュア」のインタビュー特集第2弾です。今回は新卒でアクセンチュアに入社し、現在は製造・流通本部に所属するマネジング・ディレクターとして、生活者に身近な小売業やライフサイエンス企業の変革をリードしている秦様にご登場いただきます。
まずは秦さんのご経歴と、現在のお仕事についてお話いただけますでしょうか。
私は1997年に新卒でアクセンチュアに入社しています。戦略グループに配属されて、以後18年間は戦略コンサルティング本部で仕事をしていました。私の場合、軸になっていたのが営業・マーケティング領域で、最初の10年ほどはオーソドックスな営業戦略立案やマーケティングプランニングを行っていました。それがこの10年は、いかにビッグデータやアナリティクスといったデジタルソリューションを活用するかというのが大きなテーマになってきました。同じ時期に社内にデジタル コンサルティング本部という組織が誕生し、様々な案件で戦略コンサルティング本部ともコラボレーションするようになっていったのですが、それらの組織を巻き込みながら改革を促進する指揮者役を担っていたのが製造・流通本部のチームでした。私が可能性を感じているデジタルによる改革をより深化させるのであれば、異動した方がやりやすくなると思い、2015年に製造・流通本部に異動しました。
担当する業界で言えば、デジタルの波にさらされるのが一番早かったリテールにはもう10年以上携わっています。その後、自動車業界や飲料食品なども手掛け、直近では製薬会社などのライフサイエンス業界も兼任しています。
ありがとうございます。それでは続いて、製造・流通本部の基本的な組織体制や、アクセンチュア内における立ち位置などについてお聞かせいただけますでしょうか。
アクセンチュア秦純子氏インタビューカット1
名前の通り、業界の切り口で言えば製造と流通を取り扱うチームということで、大きく分けると百貨店などの「小売業」、製薬をはじめとする「ライフサイエンス」、飲料や食品といった「消費財メーカー」、運輸や航空・鉄道といった「トランスポーテーション&トラベル」、最後に「産業機器」という5つのクライアント群に対応する体制になっています。アクセンチュアの他の組織と比較しても、もっとも広いインダストリー領域をカバーしている本部になりまして、その中でも特にBtoC企業が多いのが特徴です。小売業も消費者とリアルな接点を持つコンビニ、スーパー、ドラッグストアといった業態ですし、消費財メーカーも普段自分たちが買ったり食べたりするものを扱っています。そういう意味では自分たちの身近な生活が変わるというのをダイレクトに実感できるという点で、コンサルタントにとても人気の高い組織です。
一方、どのようなサービスを提供するかというプラクティス軸では明確にチーム分けがされていて、大きくはマネジメント・コンサルティング(MC)とテクノロジー・コンサルティング(TC)が存在します。MCとTCはさらに内部がファンクション別チームに分かれていまして、例えばMCにはもっとも上流の経営戦略やセールス・マーケティングを見るカスタマーインサイト&グロース(CI&G)や、財務などの管理体制を見るファイナンス&エンタープライズプラットフォーム(FEP)といったチームがあります。
そうした専門性をもったコンサルタントが、先進的なデジタルを活用したプロジェクトのハブになるということですね。
はい。例えば公表しているものではJALとアクセンチュアのプロジェクトがありますが、このようにデジタル化に対して非常に危機感を持ってらっしゃる経営者の方が大きく会社を変えようとする時に、アクセンチュアが一緒になって変革を推進する役割を担います。最近では塩野義製薬とのプロジェクトについてもリリースが発表されましたが、歴史ある製薬メーカーが土壌の違う私たちのようなコンサルティングファームと戦略的パートナーシップを組む、それはなぜかと言えば、やはり製薬業界もこれから大きな変革を求められると考えられ、まったく異質なケイパビリティを持ったアクセンチュアと組むことでそれを達成しようとしているからです。
製造・流通本部の各コンサルタントは、そうした仕事を最初のコンサルテーションから施策実行に至るまで、プロジェクトの中心となってリードしていきます。MC、TCのみならず、必要に応じてデジタルコンサルティング本部やテクノロジーコンサルティング本部、オペレーションズ本部のメンバーにも入ってもらい、フェーズ毎に最適なチーム編成を組んでそれを指揮する役割を担います。
幅広いソリューションを持つアクセンチュアで働く一番の醍醐味というか、非常にエキサイティングな立場ですね。
アクセンチュア秦純子氏インタビューカット2
そうですね。私がアクセンチュアに長くいるのは、面白い人と仕事をするのが大好きで、こんな人やあんな人がいるのか、という出会いの核になる場所だからです。もちろん面白いだけではなく、同じ社内であっても文化や価値観の異なるメンバーとは、ぶつかり合うこともあります。例えばデータサイエンティストの方たちは正しいファクトやロジックを追求したいという気持ちが強いので、クライアント側の過去の経緯や現実的制約などよりも客観的提言を優先したいという傾向があり、あるべき姿と現実をバランスしながら改革を推進していく役割の私たちコンサルタントと喧々諤々の議論になることもしばしばです。誰が何と言おうと正しいデータを出すべきだ、いやまずはアナリティクスの力を信じてもらうことを優先しよう、といった感じですね。ただ、日々のこうしたやり取りが、お互いの理解を深めていく、同じゴールを見出していくプロセスになっているのだと思います。
我々エージェントから見ても、いただく求人要件のバックグラウンドやタイプが、この数年で非常に多様になってきたと感じます。
まさかコンバースを履いた社員がオフィスを歩いている日が来るとは、20年前には想像も出来ませんでした(笑)。でも、いい意味で動物園のような会社で楽しいですよ。私個人としては、単一的な価値観よりは、こういったダイバーシティからまた新しいことが出来そうだなという実感があります。

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企業プロフィール

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世界では約75万人、日本法人は2万人以上の従業員を擁する、世界最大のコンサルティングファーム。日本では1995年に拠点を設立。2001年にアクセンチュアへ社名変更してからも拡大を続け、国内最大級のファームへと成長した。多くのブルーチップ企業、政府/公共機関に対して「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供している。

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